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地質で見る壱岐の風景


柱状節理


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はじめに

 流れ出た溶岩がゆっくり冷やされると、体積が減少することにより割れ目が出来ます。この規則的な割れ目を節理といいます。柱状に分離したものを柱状節理、板状に分離したものを板状節理と云います。 玄武岩や安山岩で出来た柱状節理が創り出す、『壱岐の風景』 を紹介したいと思います。






1.御手洗湾

御盥は、御手洗(みたらい)とも書き 柄杓江(ひしゃくごう)とも云う。神功皇后が三韓征伐の帰り此の地に産所をたて皇子(応神天皇)お生みになり、柄杓江の水を産湯となされた。それ故に、御盥と名付けられた。 本宮西触の御手洗湾 入口にある洲を、柄杓の形に似ているので、柄杓と呼ばれた。柄杓粒は、柄杓の水を汲む部分の形に似ている。また、湾の入口が極端に狭く、勝手口・くひりの口とも云う。

 御手洗湾図面


柄杓柄と柄杓粒
南側から見た柄杓粒




 御手洗湾は山手に本宮八幡があり、神功皇后伝説が多く有ります。また湾内ではキスなどが釣れて、釣り客を時々見かけます。御手洗湾まで足をはこばれることがあったら、ぜひ柄杓粒の柱状節理を見て帰って下さい。



御手洗湾と柄杓粒





2.柄杓粒

 御手洗湾の入口にある洲が、柄杓の形に似ているので、柄杓と呼ばれた。柄杓柄(ひしゃくえ)は長さ二町五十七間一尺五寸、幅十六間という。柄杓粒(ひしゃくりゅう)は、柄杓柄の北西の端にあたる所の呼び名で、柄杓の水をくむ部分に似ている。

(勝本町の口頭伝承より)



柄杓柄と柄杓粒を眺める。@
柄杓柄と柄杓粒を眺める。A


 それでは、柄杓粒の見事な柱状節理を見てみましょう。最初に北東壁を紹介し、次に北西壁、そして最後に干潮の時だけしか見ることの出来ない北壁の見事な柱状節理を紹介したいと思います。



柄杓粒北東壁の脇にある瀬の側面
柄杓粒北東壁の脇の瀬断面


柄杓粒北東壁@
柄杓粒北東壁A


柄杓粒北西壁先端部@
柄杓粒北西壁先端部A




 先端部は完全な玄武岩ですが、中間部になると玄武岩が風化したのか泥を取り込んで変質したのかよくわかりません。終端部になると、ほとんど玄武岩ではないようですが節理はできています。しかし地盤が脆く危険なので、あまり近寄らないほうが安全です。



柄杓粒北西壁中間部
柄杓粒北西壁終端部


柄杓粒北壁 見事です。




 干潮の時だけしか見れませんが、神殿の建物みたいで、神々しささえ感じられます。ここ北壁の柱状節理の眺めは、皆さんにぜひ一度見ていただきたいものです。





















   


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