×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

 

地質で見る壱岐の風景


柱状節理


TOPへ

 

はじめに

 流れ出た溶岩がゆっくり冷やされると、体積が減少することにより割れ目が出来ます。この規則的な割れ目を節理といいます。柱状に分離したものを柱状節理、板状に分離したものを板状節理と云います。 玄武岩や安山岩で出来た柱状節理が創り出す、『壱岐の風景』 を紹介したいと思います。






1.観音岩

 壱岐市八幡半島先端の左京鼻は、なだらかなスロープ状の草原と玄界灘の荒波に浸食された断崖が織り成す、絶景の場所である。
 その沖合いに海中から突き出た、見事な柱状節理の岩が 『観音岩』である。観音岩は、2005年3月20日 の福岡県西方沖地震で、二本あった角のうち片方が折れてしまった。

スロープ状の草原と玄界灘の荒波に浸食された断崖が織り成す風景


福岡県西方沖地震前の二本角
福岡県西方沖地震後の一本角




 福岡県西方沖地震後の観音岩の写真が、白く見えるのは、おびただしい海鵜の糞に覆われているからであり、見方によっては化粧を施したように優雅に見えぬこともない。季節によっては、玄界灘の荒波により海鵜の糞が洗い流され、玄武岩ほんらいの黒っぽい色になることもある。



おびただしい海鵜の糞に覆われている





2.八本柱と五本の折れ柱

 壱岐の島は伝説では生きものであり、動かぬように八本の柱に綱で繋ぎ止めたと書かれ、観音岩はその八本柱の一つである。観音岩の手前に見えるのは、五本の折れ柱のうちの一つである。今は休止されているが、山口博千氏の『壱岐巡り』に福田敏氏が寄稿された中で、八本柱と五本の折れ柱は別と書いてあったように記憶しているが、定かではない。

八本柱と五本の折れ柱




 折れ柱とそれに隣接する岩は、柱状節理の見本みたいなものである。上から見ると断面がきれいに見え、側面の柱状の節理もきれいに見える。観音岩も出来た当時は、この折れ柱みたいに綺麗な円柱だったが、海食等により現在のような奇岩になったのかもしれない。



  柱状節理の折れ柱
 柱状節理の岩




 他のHPを見ていると柱状節理の亀甲岩が出ていますが、この岩も他地区の亀甲岩に負けないぐらい亀の甲羅に似ていますので、壱岐の亀甲岩と勝手に名付けて悦に入っています。岩の大きさは直径5mぐらいはあります。




壱岐の亀甲岩(勝手に名付けました。)





3.海蝕海岸の風景

 最後に玄武岩の柱状節理で出来た、左京鼻の海岸の風景を三枚紹介して終わりたいと思います。

折れ柱と隣接する岩


海蝕された柱状節理の断崖


左京鼻の海岸線全景





<














   


ブログパーツ